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産めない島でも、産むためには?【第2回上五島ママのスイーツ&おしゃべり会開催レポート】

  • 執筆者の写真: しまの授乳室事務局
    しまの授乳室事務局
  • 8月25日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月26日

2025年8月17日(日)、こども未来交流センター「きらり」で、第2回となる「上五島ママのスイーツ&おしゃべり会」を開催しました。

今回は6名の女性たちが参加し、スイーツを囲みながら“上五島でのお産と子育て”について語り合いました。

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分娩できない未来への心配


会の冒頭では、それぞれが「今、気になっていること」を共有しました。


  • 上五島でお産ができなくなることで、どんな準備が必要になるのか

  • これからお産を考えている人が、どんな思いを抱えているのか

  • 出産がネガティブなイベントとして受け止められていないか


上五島の出産や子育てをめぐる状況について。先輩ママたちも出産は落ち着いたけれど、自分ごととしてこの状況を心配する気持ちを打ち明けてくれました。


心配の理由は、自身の体験があるから


今回も先輩ママたちからリアルな体験が寄せられました。


  • 大学病院で出産。出産前の長期滞在(入院せず)、1人の時間に何か起きたらどうしよう…という不安

  • 出産時、輸血が必要になり危険な状態を経験

  • 大学病院での入院経験。不安だったけど、同じ病室の離島ママたちとの交流が救いになった

  • 里帰り出産で県外へ。家族や知り合いとの距離が近い環境が安心だった


どのエピソードからも「安心して産める環境の大切さ」と「人とのつながりが支えになること」が伝わってきました。

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島の先輩としてできること


参加者からは、こんなアイデアも話題に上がりました。


  • 本土の産院を紹介する説明会

  • 似た立場のママ同士をつなぐ交流の場・マッチング体制

  • オンラインでの相談窓口

  • 将来的には「離島・僻地圏の妊産婦が安心して過ごせる滞在施設」や「院内助産院(上五島病院で助産師によるお産)」の実現


小さな声を重ねていくことで、「選択できるお産の未来」がきっと近づいてくると感じます。


おしゃべりして気づいたこと

アンケートではこんな声が集まりました。


  • みんなと話すことでストレスが解消された。定期的にこういう場があると嬉しい

  • 知らない情報を得られたことで、上五島をもっといい町にできるヒントをもらえた

  • 先輩ママの体験談を聞いて、少しイメージが湧いた

  • コミュニティや出会いの場があれば、妊娠・出産に踏み切れそうに思えた

  • 出産がすぐに再開できない今、自分たちでできることを実現していきたい


「安心できる出産」「支え合えるコミュニティ」。その両方の大切さが浮き彫りになった時間でした。


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最後に


「助けになりたい」「支え合いたい」――そんな思いを持つ先輩ママたちが、上五島にはたくさんいます。

おしゃべり会は、その気持ちをつなぎ、共有する場。これからも続けていきたいと考えています!

2件のコメント


なまご
8月26日

本当に素敵なイベント集まりです!そしてこのまとめがなんと分かりやすくて!私も行ってみたいと思う人きっといると思う!続けていくこととっても大事ですね!誰だって助け合える島になったらいいな!今後も宜しくお願い致します🙇‍♀️

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しまの授乳室運営事務局
8月27日
返信先

なまごさん

メッセージありがとうございます!

みんなが自分ごととして、できることを積み重ねていけば、明るい未来につながりそうですね!

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