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病院でみんなに無視されながら堂々としたい【週2日体制の産婦人科】

  • 執筆者の写真: しまの授乳室事務局
    しまの授乳室事務局
  • 10月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:10月13日

私たちのふるさと上五島では、島唯一の産婦人科の常勤医師による診療体制が終わり、この10月から月曜・木曜の2日体制で島外の産婦人科医師が来島して診察することに。

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月曜が「産科」で、木曜が「婦人科」なのですが、このように曜日を限定して診療体制をとっている科はほかにもありますから、あまり驚きも不慣れな感じもなく、ただ病院に急にかかりたいときに不便だなと、他の診療科でも感じることを産婦人科でも思うようになりました。


あとは「もし妊娠した時に月曜に予定を固定する必要があるのか~」なんて思っていたけれど、先日友人と話す中で、


「妊娠をまだ公表したくないときに『月曜午前ばっかりあの人仕事休んでるね。もしかしておめでたじゃない?』なんて察されるのは嫌だよね」


なんて話題になり、確かに!と思った筆者です。


この町は産婦人科がある病院が1つしかないので、必然的にみんなそこに通うわけです。おなかが大きくてみんな妊婦だって知っていたら別にもう何とも思わないけど、妊娠初期のデリケートな時期は「知り合いに会うのは嫌だなぁ」なんてコソコソしてみたり小走りで産婦人科のある2階まで階段を駆け上がってみたり。(走ってはいけません)


もし声をかけられて「どうしたの?どこか悪いの?」なんて言われたら「健康診断です」なんて濁す場合もあったりするわけです…。


曜日が固定されるっていうのは、そういう狭い社会の中で憶測を招いたりするきっかけにもなるんだなぁ。


でも憶測つながりでいうと、これまでの産婦人科って中高生の女の子たちが婦人科系で受診する場合とかは居心地悪かっただろうなって思うんですよ。いらん想像を掻き立てられたりしたこともあるかもしれません。だから産婦人科に来る女の子たちにとっては、木曜は婦人科!と限定されていることで守られるデリケートな部分があるんじゃないかなと思います。


あとは待ち時間の問題ですね。完全予約制になったのでめちゃくちゃ待つってことはもうないかもしれないし、やっぱりあるかもしれないし。実際どうなんでしょう。多分ものすごく混んでるってことはないと想像しています。


そういえば産婦人科に行くには、眼科の目の前を通る必要があるんですね。その眼科も今は、完全予約のみ。だから産科・婦人科にかかりたい女性は、以前のような混雑した眼科の前を通るストレスみたいなものは軽減しているでしょうか。どうなんでしょうか。

私は、眼科の待合の方々に「見られている」という感覚がちょっと嫌だなって思っていたんですよね。ほんとに見られていたかはわかりません。


見る・見ないといえば、個人のデリケートな部分は「見なかったふり」でスルーして、みんなで考えなければならない「公の問題」からは目をそらさない。

これが個人的な希望なのだけど、ちょっとそれが「逆なんじゃないかな~なんて場面」を感じちゃうこともあるのは私だけでしょうか。

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